グルテンフリーパン(HB)
こちらのレシピはホームベーカリーで調理します。
まず用意する粉はこちら↓
コシヒカリは中アミロース米で、米粉の特性としては粘り気が強く、小麦粉や卵などのつなぎ性質のある材料を使用しないときには難しいと言われています。でも、お家にある米粉がコシヒカリしかないとか、粘りが強いのしかないといった場合は参考にしてみてください。今回のレシピは小麦粉、卵、牛乳の他、特定原材料28品目不使用で作るグルテンフリーパンとなっています。
では、さっそく作っていきましょう!
原材料
- 米粉「吉備しあわせ米粉コシヒカリ」・・・300g
- 砂糖・・・15g
- 塩・・・3g
- 水・・・300g(100%)
- こめ油(サラダ油でも良い)・・・15g
- ドライイースト・・・3g
水は澱粉損傷が低く粘りが強い米粉ほど多くしてやる必要があります。その分しっとりふんわり、大きく仕上がります!
用意する調理器具
- ホームベーカリー
- 大き目なボウル
- ヘラ(なければシャモジでOK)
- ハカリ
- 計量カップ
- 冷ます用の網
1.ドライイースト以外をボールに入れてよく混ぜる
まずはドライイースト以外の材料をボウルでよく混ぜます。そして、できたドロドロ生地をいったんボールに入れたまま休ませます。時間は20分~30分程度。常温で構いません。焼き上がった時に粉が残っていた場合に特に有効です。
☝ここで米粉の特性チェック
米粉は乳化性がとても低くダマになりにくい反面、繋がりにくい特徴があります。水分をしっかり吸収させ、更に混ぜる工程を加え☝ことで米粉の鏡面活性を高め、生地をしっかりつなげることを目的とした作業です。出来上がりの膨らみを安定させる効果があります。
【写真準備中)
2.ホームベーカリーの設定をし、イーストをセットする
こではパナソニック製のホームベーカリーで焼いてみます。型式はかなり古いですがまだまだ現役で頑張ってもらっています!
イーストはシーストを入れるところがあるのでそこにセットします。イーストはインスタントイースト赤を使用しています。いわゆる赤サフと呼ばれているやつです。
設定は米粉パンの小麦不使用モードでOK!あとはスタートボタンを押して待つだけです。
3.焼き上がったら
焼き上がったら素早くパンを取り出し、網などの底の接地面積の少ない物の上に置きます。ザルみたいなもので構いません。
粗熱が取れたらラップにくるんでパンの耳を柔らかくします。
そのままにしておくと耳が硬くなりすぎて食べにくいので、ラップにくるむことによって中の水分で耳をしっとりさせます。そのまま放置してしまうと包丁が入らなくなるまで硬くなることも!
今回の完成品はこちら!
コシヒカリでもしっかり膨らんでいます!でも、ミズホチカラよりは目が粗くなっちゃいました。もう少し水加えてもよかったかなぁ、、、でもまぁ及第点ですね!やっぱり食パンはミズホチカラに軍配が上がりました。
膨らまないと言われるコシヒカリ(中アミロース米)ですがここまでふんわり仕上がります。やっぱり加水量は米粉には重要なんですねー。。。でも、まさか米粉と水が1:1とは思わないですよね。これが米粉なんです。米粉の特性を理解することを優先して、レシピに落とし込むと自然と今までの固定概念が覆されるかも!
だったら、日本米粉協会が出しているガイドライン(1番2番3番)っていったい・・・それはまた別の場所で考察してみたいと思います。
これでお家にパン用米粉がない場合も焦らなくていいですね(^^♪
【吉備しあわせ米粉ミズホチカラを使ったグルテンフリーパンはこちら】☚クリック
【グルテンフリーブレッドミックスを使ったレシピはこちら】☚クリック
最後に
「吉備しあわせ米粉」を使用する理由
吉備しあわせ米粉は「湿式気流粉砕」を使用し製粉された米粉です。また、コシヒカリとミズホチカラに品種も分類されており、特性の違う2種類の米粉がラインナップされています。同条件の製粉方法できちんと品種を分類された米粉はデータをとる上で非常に都合の良い米粉となっています。
つまり、失敗した理由を考えたり、食感をもっとこうしたい、ああしたいって考えるのに分かりやすい米粉だという事です!
吉備しあわせ米粉のメーカー㈱シーワンの工場は一般公開もされていて、製粉方法、原料米他かなりの情報を公開してくれています。いろんな加工会社が吉備しあわせ米粉を採用するのも納得ですね!
要するに、とてもオープンな米粉というわけです!そんな米粉が地元岡山に存在しているので都合よく使わせてもらっているわけですw
と、いうわけで米粉選びは
地元の米粉を使ってみるも良し!
分かりやすい米粉を使ってみるのも良し!
って感じで特性さえ理解すればとっても汎用性がある粉なんです!!
では、また別のレシピでお待ちしております。。。